オメガバおまけ

GW明けのフル1週間疲れましたね……まあ、明日も出勤ですが笑

うちのチビさんが新学期に新しいお友達を作って来たのですが、そのお友達が「ハロ嫁行かない?」だの「ダンブルドア行かない?」だの「ドクター・ストレンジ行かない?」だの映画をいっぱい誘ってくれて、チビさん、お友達について行って前作とか見ていないなりに楽しんで帰って来て、どれも観に行けてないわたしはうらやましい限り&そのお友達とわたしが友達になりたいわ!いい趣味してるな!(でも、まあ、一般大衆向けの娯楽映画といえば娯楽映画だからうかつに仲間と思わない方がいいな……)と思っていたのですが、本日ついに。
「なんか今日公開の新しい映画あるからって誘われた」
うん、それ、シン・ウルトラマンだな!笑
コナンと違って、一般大衆向けとは言い難い映画の公開日を把握しているあたり、そして公開直後に行きたがるあたり、わたしと同類の匂いがするので、今度お友達がおうちに遊びに来たら、我がオタクコレクションを見せてあげたい所存です笑
そしてわたしもシン・ウルトラマン行きたし!!

前回、続けてUPできる文字数ではなくなっていたので、あとがき妄想割愛したのですが、オメガバ⑫のあとがき的な妄想つづきです。
カミュ氷で終わると決めて書き始めたオメガバだったので、一旦、退場することになったミロですが、でもこれ、ミロ氷分岐ルートもある!!と、思う!思うー!一筋の光をわたしは見出しました。

オメガバ⑫おまけ(ミロ氷分岐ルート)

数年後。
遠い田舎街で、また高校の先生をしているミロ。受け持ちの部活はやっぱり野球部で。
一度は教師を完全に辞め、ほかの職業に就いたこともあったけれど、僻地過ぎて人手が足らなくて困っていたのをどうしても見過ごせなくて再び教鞭を。(「教鞭」って字面すごくない??鞭で教えるって、カミュ先生えぇ…)
聖闘士学園ほど優秀な生徒ぞろいではなく、むしろ、やんちゃばかり、しょっちゅう警察へ迎えに行かなければならない生徒も多いけれど、だからこそ気も紛れるわけで。
自分の傷口がこうして癒えていくのと同じように、氷河もまた、きっと幸せに暮らしている。
若いぶん、立ち直りは早かったはずだ。
ミロが視界から消えたことで、自分が「恋に恋している」状態だったと気づき、頭を冷やすことができただろう。
カミュは、尊敬すべきよい男だ。オメガ性に対して真摯な姿勢をみせている。きっと、氷河を大切にしてくれていることだろう。
万一、二人がまだ、互いを運命の相手と知らずすれ違っていたとしても、問題はない。あれほど強く魂に刻まれた絆だ、いつかどこかできっと収まるべきところへ収まるはずだ。
これでよかった。
そんなふうに自分を納得させ、今ではもう思い返すときには痛みが起こることもあまりなく。

そんなミロの楽しみは、相変わらず仕事終わりの一杯で。
と言っても、繁華街もろくにない田舎街だ。
一応の「Bar」という看板は掲げているものの、たいして酒の種類も置いていない、小さな酒場で一日の疲れを癒してから家路につくのが慣習だ。
チリン、と、どこか懐かしい響きのする音のドアベルを鳴らして、いつものように扉を開けば。
「おっ、先生、いらっしゃい。……ああ、紹介するよ。短期だけど新しいバーテン、雇ったんだ。ほら、もうすぐうち、かみさんが出産で俺も忙しくなるからさ」
若いマスターの声は最後までミロの耳に届いていたかどうか。
引き寄せられるようにミロは、紹介されたブロンドの青年の前のカウンターへと座る。
少年の面影を繊細そうな目元に残しながら、だが、すっかりと大人の佇まいとなった青年が、ミロに、「オーダーは」と問う。
「…………君に任せる」
かしこまりました、と、シェイカーを取り出した青年を、ミロは、じっと見つめる。
氷のような薄い青の瞳は変わっていない。
生意気そうに上を向く鼻梁も、半端な手入れで少々野暮ったい長さの前髪を酒を作るときだけカチューシャで止めるのもミロの記憶に刻まれたままの姿で。
だが、ミロが見つめるとすぐに赤くなっていた頬は、今はミロの視線にもまるで動じておらず、なにより……シェイカーを振るその左手の薬指に光るのは細い銀色の指輪。
ああ、と、久しぶりに感じる胸の痛みにミロは目を伏せる。
「……なぜここに」
ミロの姿にまるで動じなかったところを見れば、偶然ではなかったことは確かだ。
意図してミロを待っていた理由を指輪に薄々察して、うまくいっているならわざわざ俺などに報告に来ずともよいものを、と、若干の苛立ちを覚え、冷たい口調となったミロに、青年も少し怒ったような無愛想な表情のまま言う。
「忘れ物を届けに」
「……忘れ物?」
青年は、ええ、と頷いて、シェイカーから中身を移したグラスをミロへ差し出す。
ミロの髪と同じ色をした、そのグラスの中身に口をつけて、ミロは目を見開く。
「……アイ・オープナー……?」
数年ぶりに口にするその味に、ミロの脳裏に最後にそれを口にした際の記憶が一気に蘇る。
少し挑むかのような切れ長の目つき。
揶揄えば簡単に震えた言葉。
慣れぬ手つきでアルコールの瓶を取り出す横顔……
次々に浮かぶ過去の光景を断ち切るように、青年がカウンター越しにミロへ向かって手を伸ばした。
こつ、と小さな音を立ててグラスのそばへ青年が何かを置いた。
無垢板のカウンターの上へ置かれたのは、小さな銀色の輪っか。
「……こんなものを忘れた記憶はないが」
否定しながら指先でつまみ上げたそれが、青年の左手を飾るのと同じデザインだということに気づいてミロはハッと彼の瞳を見る。

───アイ・オープナー、別名、運命の出会い。

遺伝子の情報なんか関係ない、薄暗い半地下の酒場で出会ったあの日、俺は自ら選択して・・・・・・それを運命にしたんだ、と。
緊張のためか微かに潤む青い瞳が強くそう告げている。
きっと新しい恋を見つけたものとばかり思っていたのに、君というやつは──
「……参った、これほど情熱的なのは初めてだ」
そう答えるミロの語尾は、彼の緊張に呼応するように珍しく戦慄く。
「二度目、でしょう」
青年の指摘に記憶を辿り、そうだったな、とミロが苦笑すれば、今夜はじめて二人の間の空気が緩む。
ミロは細いプラチナをしばらく見つめ、少しだけ躊躇い、そしてそれを彼と同じ左の薬指にはめた。
サイズが合わず、少し緩くミロの指をくるりと回ったリングに、彼は初めて少し頬を赤らめる。
「かっこつかないな、俺の予定ではぴったり合うはずだったんだけど」
合わないサイズのリングは、本来の運命ではないものを己の意志で運命へと導いた二人の関係性には象徴的だ。
「いや、どうせすぐに肉がつくからこれでいい」
ミロ、太るの?と少年のように笑み崩れた頬に手を伸ばしながら、ああ、こんなに幸せでは太るなと言う方が難しい、とミロも笑った。

的な!?

ミロ氷エンドもよくないですかっ!!!!!!!(声大)
全然伏線のつもりじゃなかったカクテルの名前も、しっかり回収できてしまって、くーっ、潔くすっぱり別れちゃうのもミロ氷っぽくていいんだけど、一周回って一途なミロ氷もめちゃめちゃいい!(なんでもいいんかい、と突っ込みたくなったそこのアナタ、なんでもいいんです笑)
いや~これ、このあとのえっちもりあがるなー。
このあとミロのおうちに直行じゃないですか、もちろん。
緊張した様子の氷河を振り返って、入らないのか?と、少々そのへんを片しながら問うたミロに、氷河は、不安そうに視線をさまよわせて、「俺、目が覚めたら病院のベッドでしたってオチじゃないよな……」とか言うのです。
臨死体験か?と笑えば、少し俯いて、小さな声で、「……だって、とっくに新しい恋人いると思った」という氷河のつむじに、ああ、とミロの胸が鳴る。
それほど不安だったくせに、それでも会いにきたのだ。震える指に無駄になるかもしれないリングを握りしめて。
込み上げる愛おしさに部屋を片すことなんかどうでもよくなってミロは、氷河を抱き寄せて、今度こそ何の遠慮もなく、そりゃあもう甘く抱く。
しあわせミロ氷の素敵なはっぴーえんど……………………って、思うでしょう。
フフフ、なんとここで終わりじゃない。
ミロが氷河のうなじをいつどのタイミングで噛むかがポイントです。再会すぐの盛り上がっている時期にはミロは噛まないとみました。長いこと会っていなかったわけなので。空白の時間をゆっくり埋めてからでも遅くないと考えている。うちのミロはとても思慮深いのです。自宮飛び出して、ここで皆殺しだ!した人とは思えないほど笑
氷河ももう子どもではないので、安易に噛んでと迫ったりはしない。
俺はいつでもいいんだけどな、とは思っているけど、ミロのその慎重さは自分の身体に負担をかけまいとしてのことだとわかっているし、安定しないヒートは少し辛いけど、ミロはいつでもヒートの時には飛んで帰って来てくれるし。
ただ。
そうこうしているうちに、ひょんなことから氷河は本当の運命のつがいがカミュだったと知ってしまう。(知っててミロを選んだわけじゃなく、これまでそういうチャンスが訪れなかったわけなんです。)
身体はカミュのフェロモンに激しく反応しながらも、でも、もう氷河の気持ちはミロで揺らぎはしないのですが、だけど、氷河、気がついてしまうんです。
俺に運命のつがいが別にいたということは、ミロにも、もしかしたら本当の相手がどこかにいるのでは……?俺の存在が、ミロから、その幸せを奪っているのだとしたら……?
数年前、身を引いたミロの気持ちが今頃痛いほどわかってしまって、日に日に塞ぎ込んでいく氷河に、ミロは、やはり俺では駄目なのか、と誤解して……以下、無限ループ。

くぅぅ、もだもだするぅ!
ミロ氷は、両想いなのに延々と両片思い、みたいなのがすごいすき。どっちも相手のことを思って身を引いちゃいそうな潔さと危うさがあるんですよね……フッとニヒルに笑って去る、みたいな。車田界では美徳のそれを、ちょっと封印してもらわないとじれったくてしかたありません。

そんな感じで、オメガバ、ミロ氷ルートなのでした。総受マルチエンディング制の当サイトです。

で。
マルチエンディング制なのでもうひとつの可能性に触れておきますと。
おっ、カノ氷か?と思ったそこのアナタ、ここで変化球ぶっこんでくるのが当サイトなので油断してはなりません。
予定通りカミュ氷で終わったとして、ですよ。その裏でカノミロもありだと思うんですよねこれ……。
超超がっつりカノミロですので、氷河サイトなので一応折りたたんでおきます。苦手な方はこの先はスルーで。

カノンが言った「これは惚れるだろう」というのは、つまり、氷河があそこまで惚れても仕方がない、とも取れますが一方で、俺が惚れてしまった、とも解釈は可能なわけでですね。
しっかりと、カミュ氷がくっついたことをカノンは傍で見届けて、そして、ミロに会いに行くのです。
別に口説きに行ったわけでなく、単に、律儀に見届けた結果を伝えに行ったつもりのカノンはですね、相変わらずグラウンドで生徒たちよりずっとずっと熱くなって白球を追いかけているミロを見つけて、胸の柔いところが刺激される。
ずっと昔のことだけど、カノンにだって理想とする教師像はあった。
全部捨ててしまってもう未練などなく、そして、校務員として小器用に雑用をこなしている自分のことはなかなか気に入っているわけだけど。
ミロは、自分が焦がれて、目指していた姿そのもので。
そしてそれは、氷河とのことで傷ついていても決して失われたりはしなかったのだ、と、それが無性に嬉しくて、そして、少しだけ妬ける。
カノンの姿に気づいたミロが、生徒に己のグローブを放って大股で近づいてくる。
「……驚いたな、サガ……いや、お前はカノンか?どうした?……っ、まさか氷河に何か」
見慣れた作業着ではなく、柄にもなくジャケットを羽織っていた(電車に乗るのに汚れたつなぎをそのままにしない程度の常識はある)カノンに、一瞬、兄と見間違ったのだろう。
だが、数年ぶりに見たカノンの顔に即座に少年を思い浮かべて緊張をみなぎらせた彼の中では、まだそれは、完全に過去になったわけではないのだ、と知れて、どうにも胸が疼いてしまう。
時間をかけてミロを忘れようとした氷河の努力も健気だったが、彼は、カミュの支えを得て前へと進み始めた。
だが、この男は……?
凛と立つ男が誰にも寄りかかることをよしとしないことを知っているが、ひとり酒をあおる夜を寂しい、と感じることくらいはあっただろう。かつてのカノンには、あった。
「……これを、と。お前のところには届かないだろうから」
胸のポケットから取り出したのは、ポストカードだ。
カミュと氷河の二人の名で、一緒に暮らすことにした、と、そう短く報告されている。
ミロはその文字を見つめ、「…………そうか」と呟き、それから遅れて、よかった、と言った。
「まさかこれだけのためにここに?悪かったな、面倒をかけて」
だが、知れてよかった、と、少し伏せられた瞳が気になって、ミロ、と、カノンはグラウンドに戻りかけた彼の腕を掴んだ。
「……?どうした、まだ何か……」
「あ……いや、なんだ、その……せっかくだから一杯つき合え、と」
どちらかと言えば兄より人付き合いは器用な性質で、酒を誘うのにこれほど下手な誘い方をしたことなどなかったのだが、なぜか彼の前ではいつも少し緊張を強いられてしまう。
まったくスマートではない誘いを、「俺とお前が?」と少し驚いて、だが、こんな田舎くんだりまで足を運ばせてしまったんだ、確かにこのまま帰すには忍びない、とミロは頷いた。
不器用に人を誘ったのも初めてなら、酒一杯に応じられてこれほど気持ちが上向いたのも初めてだ。
彼に指示されたバーで待つカノンの頬はだらしなく緩んでいて、だが、そんな自分がカノンはそれほど嫌いではないのだった。

みたいなみたいな!?
カノン(攻)がスパダリなミロ(攻)に乙女のようにときめく展開がすきです笑
カノンの過去の話はどっかで書いたっけな。カノ氷でもいいんだけど、聖闘士として人の生き死にをたくさん経験した氷河ならともかく、普通の高校生の氷河では、重い過去を背負ったカノンは難しいと思うんですよね……しかしミロというスパダリなら!いける!カノンという重い男を受け止める器がミロにはある!

でねでね。
二人で呑むわけですよ。一杯どころじゃなく呑むわけです、ええ。
最初は、デスマスクがどうしている、とか、サガがどうした、とか、同僚たちの近況を話して聞かせていたのに、やっぱりなんとなく話題は氷河のことになる。
そうこうしているうちに、お酒の勢いもあって、なんとなく、口説いてるような口説かれているような微妙な空気が漂い始める。
言葉遊びと煽り煽られ、カノンの方は半ば本気だけど、ミロは多分、アルファの雄として本能的に目の前の相手を攻略しようとしているに過ぎない。
わかっていて、そして、多分、この呑みようでは翌朝記憶があるかどうか、いや、その前に男が機能するかどうかもあやしいにも関わらず、カノンは、若干、不自然にテンションの高いミロにお持ち帰りされてやるわけです。この男の失恋の憂さ晴らし相手になれるなら、一夜限りでも本望だと思いながら。
とんでもない量を互いに飲んでいて、視界は二重写しで千鳥足、なのに、玄関通った途端にミロが「のこのこ着いてきたってことは覚悟はできているんだろうな?」なんて煽るものだから、「お前こそ」とカノンも煽り返し、そのまま一枚ずつ脱いでベッドへとなだれこみ…………
「「………………え?」」
なんとなく、ミロが自分をベッドへ押し倒したときから、アルコールでほとんど機能していない脳のどこかで、もしかして認識違いがあるのかこれは、とは思っていた。
だが、世の中、突っ込む方が主導権を握る、というルールがあるものでもなし。異議を唱えて認識のすり合わせをした方がいいのでは、と判断するには、アルコールで熱く濡れたミロの舌が己の肌を這うのが気持ちよすぎた。
が、硬直した彼の表情を見るだに、どうやら、やはり話し合いが必要なようだ。
「………………まさかと思うが、カノン、お前、俺を抱こうとしていたのか?」
みるみるうちに青ざめて、そして後に怒りの滲ませた瞳を釣り上がらせたミロ相手に、誰がそのまさかだ、と言えるだろう。
「俺は、アルファの雄だぞ!!!」
「…………知っている。………だが俺もアルファの雄だ。お前も知っていると思うが」
ひどくプライドを傷つけられたらしい彼は、くそっ、と半裸で怒り狂っているが、だが、それはお互い様のはずである。
なぜ、カノンの方が譲歩するものと信じていたのか不思議で仕方がない。
呑みなおす、気分がそがれた、と立ち上がった彼のズボンの前はまだ少し久しぶりの興奮で膨らんでいて、だから、カノンは、ミロ、と彼の手首を掴んで引き止めた。
「興を削ぐような無粋な真似をして悪かった。俺も少し驚いたものでな。だが、あー、その、なんだ、抱きたいなら、お前が上でいい」
な、とミロが目を見開く。(彼を動揺させるのは少し楽しい、などと思ったことが知れると殺されそうだからカノンは神妙な表情を崩さない。)
「お前はアルファの雄だと今自分で言っただろう!!」
「だが、できなくはない」
「そこまでしてお前とする理由はない!」
「お前にはないかもしれないが俺はあるぞ。俺はどうやらお前が好きなようだ。だから、お前が俺を抱きたいと一瞬でも思ったこと、それにひどく感動している」
だからこの際どっちでもいい、と告げると、ミロは今度こそ完全に理解不能、という顔をして両手をホールドアップした。
「……悪いが本当に気の迷いだった、俺はお前相手では勃たん」
嘘をつけ、と、カノンは手を伸ばしてミロの下肢の間をぐっと揉みしだく。急所を掴まれて青ざめて、だが、半端な昂りへもたらされた刺激に、ぐうっと呻いてミロは息を詰める。
「……ほら、大丈夫だ」
「お、まえ、こ、の……っ」
何でこんな男の誘いに乗ってしまったのか、と、ミロはダラダラと汗を流し続ける。
ちらと見下ろせば、紛れもなく、カノン自身もしっかりと昂っていることが見て取れて、怒りが滲むやら血の気が引くやら。
お前、これから俺に突っ込まれるんだぞ!?なのになぜそんな状態でいられる!?
カノンがミロの視線に気づいて、ふっと笑い、首の後ろに腕を回して豊かな巻き毛を掴んで引き寄せながら囁く。
「お前がどんな風に氷河を抱いたか知れると思うと興奮する」
この、変態野郎め!とミロは呻く。
「氷河と同じようにやさしく扱ってもらえると思っているなら大間違いだ!」
「なるほど、お前は氷河をやさしく抱いたのか」
ヒートにあてられて、それは至難の業だっただろうに、と、彼の想いの深さが数年越しに知れて込み上げ、ああ、やっぱり俺が抱きたい、この男をいやというほど甘やかして駄目にしたい、それが彼のプライドに障ると知っていても、とカノンも強く葛藤し………

みたいなみたいな???

ミロカノのようなカノミロのような。ただし、リバではないと思う。どっちかにおさまる。
この後はね、まだしないと思います。
ミロが本気でどん引いているのがわかってカノンが一旦引いてあげると思う。
カノンが去って、あいつなんだったんだ……って脱力してるミロは、だから、気づかない。衝撃の一夜のせいで、カミュと氷河の新しい門出に感じていた小さな痛みのことなんか頭からすっ飛んでしまっていることを。
もう二度と顔を合わせたくなどなかったのに、カノン、この後、ちゃっかりミロの学校に雇われに来るので。
アルファの雄どうし、当分、とーーーーーぶん、身体の関係はないと思いますが、いつ、どうやって絆されるのか、攻同士の攻防、想像しただけで非常ににやにやします。

……ここは氷河受サイトなのでこれ以上は刺激が強すぎるのでこの辺でやめときますか。

ああ、また今日もどえらい長い雑記を書いてしまった。
妄想始めると止まらないパッション。
もしかしたら過去に何度も同じこと書いてるかもしれませんが、それ、我が萌えのサビですので。
サビなので大事なときに何度も繰り返すのは仕方ない。
オタクの主戦場が短文投稿のツイッター全盛となって久しいので、ここまであきらめずについてきてくださった方には感謝状贈呈したい気分です。ありがとうございます!

この後は、これといって痛いことも事件も起こらず、ゆっくり、のんびり、もだもだ、カミュと氷河が少しずつ少しずつささやかな愛をはぐくんでいくのだろうと思います。
続きのターンはまたいずれ。
ストックもないので、次の更新は未定ですが、今度こそリーマンに戻りたいと思います。雑記以外の久しぶりの長い文章に四苦八苦しておりますですよ。がんばっ。