リーマンep3⑤追加しました

年末駆け込み更新です。俺はやったぜ俺はやったぜ。

「建築士」って何度も書いているうちに、「聖闘士」の派生的なワードな気がしてきました。
「黄金建築士」「青銅建築士」ほら、違和感ない。

カミュ氷は好きになるのは氷河の方が先だけど、いざとなると深みにはまるのはカミュの方。
ミロ氷はミロが先に好きになるけど、深みにはまるには氷河の方。
と思いながら書いてます。常に。

そんなこんなで、絶対書きたかった(?)付き合ってもないのに氷河くんのぱんつのお世話してしまうカミュ先生の回、なのでした。
彼シャツ、ひゅーひゅー!!と思ったけど、彼ぱんつと彼くつしたは萌えかどうかちょっと自分で判定つかず……苦手な方はスルー推奨です。
ちょいちょい言ってますが、わたし、くつした地雷なんですよね。(嗜好としてはかなり特殊な部類に入ると思うので書き手のみなさまどうぞお気になさらずです。「くつした履いてます、注意!」みたいな注意書きは不要ですので笑)
予定外のお泊りで、シャワー浴びさせたあとに、もう一回同じくつした履かせるのが嫌だった。どうしても。
描写せずにスルーする手もあったけど、好きな人にぱんつの世話までされたくなかった氷河くんと、全くの好意で他意なくぱんつの世話をしてしまう上司カミュ先生はなんかちょっとかわいいな、と思ったので入れてしまった。くつしたは地雷だけどぱんつの話は好きなんです笑
コンビニに売っていた安物のたいして趣味のよくないぱんつなわけですが、それ見たら、自分の失敗を思い出して凹んじゃうくせに、氷河は捨てられないわけですよ。カミュ先生が買ってくれたものだから。
たまに穿いてちょっとえっちな気持ちになったりして、ぎゃー俺って変態!(お前がな>自分)とか思ったりしてね!
カミュ先生の方は他意がなかった分、まるきり覚えてない。
おつきあいして、一緒に住むようになったりして、そしたら、全然、氷河の趣味でもカミュの趣味でもないぱんつが1枚まぎれているわけじゃないですか。
日頃穿いている様子もないし、捨てていいか?って聞くと、氷河が慌てて、これはだめです、と言う。
ハイこれカミュ先生の嫉妬のターンきたー!
あの反応は誰かからのプレゼントに違いない、ぐぬぬ、誰だ、わたしの氷河によりによって下着などという私的なものを贈った不埒な輩は。
よほど親しくなければそんなもの贈るはずなどない。
百歩譲って、カミュとおつきあいするより前にそういう親しい相手が氷河にいたのだとしても、だ。あんな趣味の悪い安物を贈るとは、氷河をその程度にしか扱っていない証拠だ。なんと不誠実なやつがあったものだろう。そんなものを大切に取っておくなど、氷河も氷河だ。健気でいじらしいのは氷河の美徳ではあるが(カミュフィルター)、未練がましすぎないか。一体相手はどこのどいつだ。趣味の悪さからして、ミロではないだろうし、アイザックでもないだろうし、まさか今もまだそいつと連絡を取り合っていたりなど!?好きなのか!?480円クオリティのぱんつを贈るようなやつにこのわたしが劣るとでも!?
気になって気になって、氷河にそれとなく「贈り物か?どんなやつからだ?(全然それとなくじゃなくて直球である)」と訊いてみれば、氷河、真っ赤になって、「あっ、だから…その、すごく尊敬できて、やさしくて、かっこよくて」と、全身で「だいすきです」みたいなオーラを出すものだから、カミュ先生の内心はもう、ちょっとここでは文字にできませんレベルで荒れまくり。
本当は、即座に捨てさせたいくらいなんだけど、氷河に心が狭いと思われて、恋敵(仮想)の元に行かれてもかなわない。
ギリギリと奥歯を噛みしめながら、そうか、などと物分かりよくクールに頷いてしまうものだから、延々と誤解は解けない。
氷河も酔っぱらってカミュ先生に迷惑かけちゃったことはできれば忘れたい黒歴史なので積極的に説明しやしないし。
カミュ先生には見知らぬコンビニぱんつを見るたびに数か月もやもやじれじれして欲しい。フフ。
しばらーくいい感じに嫉妬心でキリキリしたあとに、我慢の限界に達したカミュが、「悪いがわたしの目の届かないところにやってもらえないか。………いや……できれば捨ててくれ。わたし以外の陰がちらつくのはどうにも我慢ができない。心が狭いとお前は失望するだろうが……」と切り出し、きょとんとした氷河が「えっ、でも、これはだってあなたが買ってきて…」ってようやく誤解が解けた後のカミュ氷がまた盛り上がるネ!!☆
カミュ先生、今度こそえっちに脱がせる前提の自分の趣味全開のぱんつをいそいそ買ってくるに違いない!

ああ、ぱんつですごい脱線してしまった。
どうして下ネタってこんなに楽しいのだろお…笑

後半は、リーマンシリーズにおける天蠍宮編、ミロvs氷河を盛り込みました。
ミロはいつだって、氷河と戦い、カミュの元へ導いてくれるよいお兄さんなんですよ。うーん、すき。
ミロに送り出された氷河はこのあとカミュと戦わないといけないわけですが、さて、ミロが言ったとおりカミュは大変だぞー、がんばれ氷河くん。

氷河相手には圧倒的な王様感、王子様感出すミロがカミュ相手にはお手上げだったりするとわたしが萌えます。
ミロはなんとなく、ちょっと翻弄させてくれるくらいの相手の方が好きなんだろうと思う。
ぬるま湯につかったみたいな、ほのぼのラブより、少々痛みを伴っても烈しく燃え上がる、的な、障壁の多い恋愛をしそうです。勝手なイメージです。

あと、煙草。
現実世界では苦手です。
吸わないし、吸う人もあんまり好きじゃない。残り香すらも苦手。
だというのに、二次元の男は吸ってるとかっこいいのはなんでなんだろ!?!?!?
赤井さんとかさあああ!!
なので、三次元では全く非推奨なのですが、二次元では推奨です。
なんだっけ、BLの世界では、煙草の煙をふっと顔に吹きかけるのは「今夜お前を抱く」の隠語なのでしたっけ。
そんなん現実世界でされたら、黙ってすっと立ち上がって椅子抱えて顔面にぶん投げてやりますけど、くぅぅ、いつか我が家のキャラでもやりたい、とか思っちゃう目の覚めるようなダブルスタンダードよ……
二次元の男は肺癌にならないからな……というか、あれよ、二次元の煙草はきっと紅茶の香りとかするのよ、うん。
わたしにとっての萌えアイテムなので、戦士ではないミロには思う存分すぱすぱしてもらいました。

ep3はあと1~2話続きますが、とりあえずここまでの更新分でちょっとお休みに入りたいと思います。
カミュ先生が嫉妬でキリキリしているところで中断なんてひどい話なんですが、据え膳目の前にして中断するよりは中途半端感は少なくなった……と思うのですがどうでしょう。
ミロにもカミュにも氷河にも、それぞれがそれぞれに、すっきりと向き合うエピローグを用意していますので、ひと段落したら、きっと再開しに戻ってきますね。

 

……と、実はですね、ここまでで年末のご挨拶をして、しばしのお別れとする予定だったのですが、何と明日も更新に参ります。
オメガバです。
どーしても書きたくなって、今ちょっと書いてみたらすごいするする書けてしまったのであと1時間もあれば残りもいける!2時間クオリティの駆け足雑記にはなりますが、また、明日も更新に来ますね~。大掃除はまだなにもできてない!てへぺろ☆

リーマンep3④追加しました

今日も更新に来ました!えらい~!
孤独なオタク作業、誰もほめてくれないので自分でほめていくスタイルです。
仕事も大人になるとできて当たり前で誰にもほめられないので、定期的に同僚とほめ合います。
「さすが」をいちいちつけるのが、わたしたちの間のブームなのですが、とてもおすすめです。
たった3文字ですが、日頃からあなたの能力を認めていますよ、常に尊敬していますよ、ということをここまで端的に表現できる3文字もない。
「もうできたの?さすが!」「さすがのクオリティです!たすかります」
ほとんど口癖みたいなものです。
コピー用紙の補充をしてくれただけで「さすが気が利く~!」ってその程度です。
が、それでも、ふふっと気分が上向いて、よっしゃまた頑張るかという気になりますし、人間関係も円滑です。
それはともかくとして。

更新のために数か月前に書いた文章を読み直して、あー、この回、すっごい苦労したんだった、と思い出して嫌な汗を流しました。
文章が少し読みにくいかもしれません。多分まだ迷いがあって直す余地があるのだと思いますが、どこを直したらいいのか考える心の余裕もなく、そのままとなっています。編集者欲しい、的確に赤を入れてくれる萌えに厳しい編集者……

リーマンシリーズは数年ぶりに書いているわけですが、書くにあたって一番苦労したのは、過去の自分との解釈違い。
ミロこんなこと言わないだろう、カミュこんなことしないだろう、これは氷河じゃないだろう、の嵐。
というか、この数年で、自分のコンプライアンス意識がすごい高まってしまってですね。
当時は気軽に二股オッケー、だって総受だしな!総攻でもいいし、なんなら両刀でもええで!がはは!のひとだったのに、今のわたしは、うちの子一途なんで!!!攻め様も一途なんで!!!三角関係はマストだけど当て馬はいやだ!!!というわけのわからない気難しいこだわりマンになってしまい。(つまり腐女子としてだいぶ拗らせた)
当時だってめちゃめちゃ楽しんで書いていたわけなので過去の自分を否定したくはない。
なにより、シリーズものとして同じ時系列で書いている以上、前話からの流れは踏襲しなければならない。
しかし、今の自分のこだわりも大事にしたい。

今の自分の萌えポイントは確保しつつ、同じシリーズとして、うまく繋げられるかどうか……多分、そのすり合わせを必死にやっていたのが本日の更新部分だと思います。

で、そういう四苦八苦があった上で、今のわたしのキャラ感語らせてもらうと、カミュ先生ねー
カミュ先生、おフランスのひとだから、特に恋愛感情なくても、無自覚にさらりと甘い殺し文句言っちゃうかなーなんて思ったり。
ハローと同じノリでマ・シェリだのモナ・ムーだの真顔で言えるひとだと見た。
「心配だから家まで送る」くらいは、氷河相手でなくとも無意識に言っちゃう。
エスコートだって自然に出ちゃう。
でこちゅーなんか、「よくがんばったな」程度のご挨拶ですよ!しらんけど!
が。
自分の気持ちを自覚してしまうと却って言わなくなる。
頭で考え始めるともう言えない。
意識していない時は2人きりも平気なのに意識し出すと急にぎくしゃくするアレですよ……中学生か!
なんか、そういう、ちょっと人間関係不器用な感じのカミュ先生だとわたしがすきです、という話です。
急に冷たくなったカミュ先生に氷河がしょんぼりするのが、カミュ氷の醍醐味。それ、進展してるやつですからー!うひひ。
おつきあい始まった後のべったべた甘やかしタイムの妄想が捗るネ!☆

で、一方のミロカミュ。
(便宜上ミロカミュと書いておりますが、カミュ先生も我が家では基本的に左側の方です)
これがまた難しかった。

ミロに妬いてるのか氷河に妬いてるのかわからないようなカミュ先生を書きたいな、と思っていたんだけど、書いてみたら思ったよりしっかりミロに妬いてしまったから、我が家ではやっぱりミロカミュではなくカミュ氷なんだなってわたしが再自覚してしまったわけですが。
でも、どっちにも妬いてるんだろうな、と思ったりして。
そういう意味では、単なる友情と呼ぶには、ミロとカミュの間にあるものはやや逸脱しているんだろうな。
いやもうそれ、肉体関係があった方がいっそ健全なのでは!?みたいな精神的に濃い繋がり希望です。
戦いの最中に、心情を代弁しちゃうくらいの二人だから。
いわゆるブロマンス、です。
ただ、酔った勢いでもいいから身体を重ねられるかって言ったら、ミロはアリだったけどカミュ先生はナシだったんだろうな、と。
形的にはミロが振られたような形になったかもしれないけど、喪失感はカミュの方が大きかったと思われる。
振った方が痛みがないかというとそうでもないんですよね。
嫌いだとか無関心だとかならともかく、唯一無二と言っていいくらいの仲であったればこそ、カミュの方が苦しいだろうな。
その苦しさを氷河で埋めようとしなかったカミュをほめてあげたい。(なにもの目線??)
で、ただ、肉体関係を伴わない濃い繋がりって、却ってやっかいじゃありません??
しかも結局、この大人たちったら今回もまた「すきです。つきあってください」「ことわります」
ってプロセスを踏まずに済ませてしまった。
で、大人であるがゆえに、会社で顔を合わせても今までどおり、なわけじゃないですか。
氷河がもしカミュ先生とおつきあいするようになったら、これ、やっぱりずっとミロに嫉妬し続けないといけないと思うなー。
なんておいしい……(え?)
肉体関係でもあれば、「今はもう何の関係もない」ことは証明できるけど、昔も今も何もない、
好きなのはちゃんと氷河だけど、それとは別枠でミロはやっぱり特別に信頼しているなら……うーん、これはさんぴーを推奨するしかない。(え?)

っていう、わりかしふざけた理論の元に書いた4話目、よかったら読んでくださいっ。